ごあいさつ

昭和の時代、子どもたちは明るく元気に外を駆け回り、キラキラ輝く目をしていました。
それが、いつの間にか子どもたちを取り巻く環境が変化し、今色々なことが起こってきています。
子どものアレルギー・生活習慣病・いじめ・ひきこもり、虐待・ネグレクト(育児放棄)など。
また、この数十年、大人においてもガン・脳梗塞・心不全・糖尿病・認知症など、増加する一方です。それに伴い、医療費や福祉にかかる国家予算は増加に拍車がかかっています。
大人がつくってしまったこの現状を、未来の子どもたちに負担させてよいのでしょうか?
少しでも、「子どもたち(つぼみ)に明るい未来(明日)を届けたい!」そんな思いで、70歳を機に会社を辞職し、「特定非営利活動法人 つぼみの明日の会」を設立いたしました。

なぜ、このような人々が増加してきたのでしょうか?
電磁波や化学物質なども一因と考えられますが、大きくは飽食時代における「食の乱れ」に起因しています。
「正しい食事」を摂れば、身体も心も健康になり、精神も落ち着き充実した生活を送ることができます。

私自身、25年前に乳ガンを患いました。その時、マクロビオティックの久司道夫先生と出会い、食事療法で克服いたしました。その時“食育の重要性”を痛感いたしました。
食育は、「生きるうえでの基本であり、知育・徳育・体育の基礎となるべきもの」です。
この食育活動を草の根運動のごとく、多くの方々にお伝えし、明るい社会を構築したく思っております。

子どもは国の宝であり、子どもの健全育成が日本の将来の発展になくてはならないという観点からも「つぼみの明日の会」の活動の必要性を感じております。
心身ともに健康な身体は、健全な食育から始まります。
健全な子どもは、強くたくましく思いやりのある健全な成人になり、良き社会を築いてくれることでしょう。

今、乱れている食文化を正し、良き社会が構築できますよう貢献できれば幸甚でございます。

理事長 森本 多賀子

上部へ戻る